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天気痛と古傷とヒスタミン

  • 2022年10月04日

ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。経営企画室のKです。

すごしやすい季節になりました、芸術、食欲、読書、スポーツの秋、秋が一番好きです。
しかし、この時季は台風や熱帯低気圧の多い時期でもあります。

大気が不安定になってくると、併せて天気痛や気象病って言葉が聞こえてきます。
低気圧頭痛という方もいます。
頭痛に限らず、季節の変わり目や気候の変化で体の変調を感じると言う患者様はけっこういらっしゃいます。
気圧が低くなると酸素濃度が低下します。酸素が薄くなると耳の奥にあるセンサーは、自律神経に、生命維持機能を指令します。これにより身体を休ませようと機能が反応し、眠気やダルさ、痛みを感じ易くなります。身体は常に気候の影響を受けています。

実際、わたしは足首に違和感を感じるときがあります。
学生時代、部活中に右の踵腓靭帯(しょうひじんたい:くるぶしとかかと)を断裂しました。センタリングの着地の際、全体重を載せた足首を捻りました。

なぜ気象により、古傷が痛んだり、変調をきたすのでしょう?

ひとつの原因として『ヒスタミン』が考えられています。
花粉症シーズンのCMは、“抗ヒスタミン作用”と謳うので、聞き馴染みがありますね。

ヒスタミンとは???

ヒスタミンは生体内で、アミノ酸であるヒスチジンから合成される。末梢では主に肥満細胞に貯えられ、刺激に応じて放出されアレルギー反応に関与する。また、摂食によってエンテロクロマフィン様細胞から遊離され、胃酸分泌に関与する。中枢では、視床下部乳頭体にヒスタミンニューロンが集まっており、そこから脳内各部位に投射し、神経伝達物質として働いている。睡眠・覚醒、摂食調節などに関与している。
引用:脳科学辞典


アレルギーや炎症を引き起こす物質で、低気圧により自律神経が乱れると多く分泌されるといわれています。過剰に分泌されれば、筋肉や関節などの血管を収縮させ血行を悪くし、炎症を引き起こします。完治してない(炎症が残る)組織や凝っているところは痛みがひどくなるということです。
低気圧によるヒスタミンには、肩こりや偏頭痛との因果関係があるようです。

満腹中枢を刺激するのもヒスタミン、眠くなるのもヒスタミン、アレルギー反応があるからこそ身体が機能を保てているのも事実です。


偏頭痛や古傷が痛むという症状は、自身の身体が休息や改善を求めるサインかもしれません。

どうしたら予防・改善できるでしょうか?


まずは、自律神経を安定させることが大事です。
・適度な運動(有酸素運動やストレッチ)
実際に炎症などの症状で痛みがある方は、患部に負担がかからないように注意しましょう。
・バランスの良い食事
・リラックスバスタイム
質のよい睡眠をとるために推奨されている事は効果が期待できます。

人の体には気圧を感じ取るセンサーが備わっています。それは内耳にあります、リンパや血行を促すため耳の周囲を温めたりマッサージするのも効果的です。

日中はアクティブに、そして夜間はリラックスして整える。
自律神経の交感神経と副交感神経を意識的に切り替えるメリハリのある生活で、身体が持つ免疫力など自然治癒力を高めることが重要と言えそうです。


自律神経については、改めて触れたいと思います。

社会人になって市のリーグに参加してた時も、軽度の捻挫を繰り返した右足は、不具合を抱えたままなのでしょうか…何年も前なのに。
今もくるぶし辺りがハマってない感覚です。



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