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濃厚接触者になってわかったこと

  • 2022年11月22日

経営企画室のKです、ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。
濃厚接触者になりました。
症状や経過は、もちろん個人差がありますので、一つの症例として経過と療養終了までを寄稿させていただきます。

11月3日 文化の日

午前中に部活だった息子が帰宅すると「眼が超乾く」と訴えてきました。使い始めたコンタクトレンズに慣れない息子はしきりに目薬を注していました。空気の乾燥してきたことに加え、「ゲームとスマホの見過ぎでドライアイになったんじゃない?」と、ゲームとスマホ時間の軽減にいいきっかけになればと軽く捉えていました。

運動部で成長期の息子はとにかく最近良く食べます。お昼に某豚骨ラーメンを替え玉2回とライスと煮チャーシューを軽く平らげ、夕飯も定食二人前ぐらいをしっかり。入浴後、「全然暖まらなかった」と言い出し喉の渇きを訴えました。「目乾く?」と聞くと、「風呂前にコンタクト外したけど奥のほうが熱い」とのこと。

「熱測って」
「うん」(ピピピッ)
「何度?」
「38.1」
「まじ?」(額と喉に触れ)
「寒くない?喉は?」
「大丈夫」(なにが大丈夫なのでしょうか…)
常備の解熱鎮痛薬を服用し、早めに寝かせました。

11月4日 1日目

朝:検温。40.1℃‼

高熱ーーって顔してます。

大急ぎ、かかりつけ医へ、コロナ疑いで、通常診察とは別通路と別入口で検査へ
医師や看護師は宇宙服のような姿ではありません。(最近コロナ受診シーンをTVで見かけないですね)
のどの痛みを訴えていたので、うがい薬と解熱鎮痛薬をもらい帰宅。
数時間後、医師からの電話で「陽性です」と。
医師から療養期間の過ごし方を聞きました。学校へ次の登校は11日予定(発症から7日後の予定)と連絡し、中間テストがズレたことに安堵の様子の息子をよそに、病院への車中が密だった件が気がかりで仕方ありません。

お粥をつくり、解熱薬を飲ませ、さっさと寝かせようとしますが、
まさかの「おかわり!」
(足りないようです、食欲お化け)

「隔離は、ストレスが大きいので最低限にしてあげてください」
との医師のアドバイスでした、息子にきちんと話し、熱が下がるまでバス・トイレ以外は隔離しました。

小さいテレビ、ローテーブルと蓋付きのゴミ箱を部屋へ。ワンルームひとり暮らし、将来へのシュミレーションです。

とにかく、寝ては起きては繰り返し、持ってきて欲しい物がLINEに届くと起きたことが分かります。医師から、「概ね48時間頑張ってください」と言われていたので、あと〇〇時間くらいだねと会話しながら検温する時間をコミュニケーションしていました。(自身の発症が心配です)

このとき夕方、
体温は40.4℃‼
見たことない数値

19時頃、医師から入電。経過観察で毎日電話をし、家族全員の状態も確認・把握してくださると。
(激務ですね頭が下がります)

就寝前、39.8℃
0時頃、38.0℃(そのまま下がるか!?)

11月5日 2日目

朝:38.6℃
上がった…
朝:医師から入電
「頭痛がなければ、薬は飲まないでいいですよ、熱は一時的にさがりますが、また上がりますから。」
そのとおりでした。朝食後は服用しませんでした。

夕方 37.4℃
発症から約48時間、高熱快方してきました。
食欲は相変わらずで、なまった体を動かしたそうです。

夕方過ぎ:医師から入電。
「もう、ほぼ大丈夫です。良かったですね」
医師は私にも
「症状出ていませんか?」
「はい、でていません」
「まだ感染力あるので注意して下さい」

11月6日 3日目

朝:37.6℃
ダルさがあり、寝て起きての繰り返しです。
ここから、療養期間の“ダラダラ”の開始です。

濃厚接触者の私は、自身の発症を心配していましたが、全く症状はありません。内心穏やかではありませんでした。

11月7日 4日目

朝:37.1℃ 微熱が続きます
医師から入電、「咳出ますか?」
「咳が出ないなら、家族の時間増やして下さい。周囲が無人なら散歩でもさせてあげて下さい、相当ストレス溜まってますから」

11月8日 5日目

朝:36.8℃
ダラダラ。。。
ダラダラ。。。

11月9日 6日目

朝:36.6℃
起床から、鼻が詰まっています。
朝:息子「学校にテストいつか聞いて!」
(やっと勉強する気になった?)
朝食を食べていると…「味しない」
鼻をかみ、再度口にしてみても、
「鼻詰まりのせいかな…匂いもわかんねぇ」

様子を見て、昼食も変わらず、医師に相談しました。
「2,3日で治ると思いますよ、ネット記事やニュースを鵜呑みにしないで下さい。わたしが診てきた中で、息子さんの世代で一週間長引いた子はいませんから」
2週間から1ヶ月とのネットによる予備知識のわたしは驚きました。
味も匂いも無いにもかかわらず、息子は満腹にしたがります。
(納豆でお茶碗を掻き込んでいました)
喉の痛みは、ほぼ治まったが時々咳をしていました。

11月10日 7日目:療養期間最終日

無味無臭2日目の午後
息子:「なんか匂いしてきたわ」
医師から入電
「明日から登校ですね、咳はどうですか?」
「ほとんどしないです」
「咳がなければ、感染力もほぼゼロに近いので、風邪の時のように接して下さい」
「嗅覚、味覚はどうですか?」
「匂いしてきたなら大丈夫ですよ」
「部活はどうしたら?」
「本人に決めさせて下さい。体力落ちているので急に激しくしてケガしないように」

11月11日 療養明け:登校

別室で何教科か中間テストを受け、クラスメイトにも、コロナの過ごし方を色々聞かれたようです。
部活は、顧問指導のもと控えめにしたそう。給食の味は、感覚値だと70%ぐらいとのこと。

11月12日 土曜登校日

この日は来年度新入学生の見学会・部活体験会でした。土曜なのでお弁当でした。
帰宅後、
「お弁当どうだった?」
と聞くと、首を少し傾げて
「いままででぇ・・・うーん(無言の間)

味覚症状について尋ねたつもりが、味の回答が・・・。
(お口に合わなかったと察し、味覚は完治と確信)
味覚症状が70%なら凹まずに済んだかもしれませんw。

ところで、延期した中間テストはというと、コロナにかまけて散々たる結果でした。
聞いてみました。
「ひとり暮らしはどおだった?」
「さびしい?」
首を大きく縦に。(まだかわいいとこありました)

こうして我が家のコロナ禍は、一旦収束。幸い家族に感染することもありませんでした。
多くの患者を診てきた医師の言葉はリアルで、快方時間や嗅覚味覚の回復について的確でした。毎日の電話で安心をもらいました。
コロナ症状に個人差があるのは承知していても、いざ当事者になると、認識や想定とのズレに、未経験の病気は本当に怖いと思いました。
またあらためて、ソーシャルワーカーの方々の大変さと優しさにリスペクトを感じました。

第8波との報道、感染者数は日増し、インフルエンザと同時流行の懸念が高まっています。
規則正しい生活をおくり、注意とケアを怠らず、感染症を予防してください。

 


ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることもあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。