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薬の飲ませ方(お子様編)

  • 2023年01月12日

ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。
薬には、その効果を十分に発揮させるためと副作用を軽減させるため、服用のタイミングがあります。
食間を食事中と勘違い、なんて話あるあるですね。

◆食後・・・食後 30分以内
◆食前・・・食事の 30分前
◆食直前・・・食事の直前
◆食間・・・食事と食事の間 (食後 2時間程度)
◆寝る前・・・寝る直前
◆起床時・・・起きてすぐ
◆頓服・・・症状がある時 (場合によっては食後が望ましい)

病院で出されるお薬のうち、「食後」服用と書かれているお薬には、絶対に食後でないといけないお薬と、食後じゃなくてもいいお薬があります。
逆に、「食前」服用と書かれているお薬は、比較的、食前じゃないといけないお薬の方が多いです。
ただし、実は、患者さんのライフスタイルや飲み合わせなどの兼ね合いで、敢えて「食前」または「食後」服用と医師が判断して処方しているケースも多々あるんです。なので、自分のお薬はどうなんだろう?と疑問に思われた方は、ぜひ医師または薬剤師にご質問してみてください。

小さなお子様は、母乳・ミルク・離乳食等食事の時間が一定でない場合がありますが、食事に関係なく一定時間をあけて服用していただきます。
しかし、なかなか薬を飲んでくれなかったり、吐き出してしまったりと苦労されている方も多いと思います。
今回は、小さなお子様への薬の飲ませ方について触れます。

原因

お子様が服用してくれない大きな原因の1つが苦味です。顆粒や粉末は特にそうですね。各製薬メーカーが改良を重ねてもどうしても避けられない場合があります。苦味を最小限にするための工夫をいくつか紹介します。

水を使う

単に水を使うと、口内に広がり苦味を感じてしまいます。上あごや頬の内側に入れ一気に流し込む。この方法は、ある程度理解できている年齢でなければ難しそうです。

混ぜる

ヨーグルトやゼリー、アイスクリームに混ぜる方法。

包む

オブラートに包む。最近のオブラートは昔と比べてだいぶ薄く柔らかくなりました。それでもやり方によっては、カプセルより大きくなりますし、硬いままでは喉を通りません。
包んでから、少量の水に浸しオブラートがゼリー状になってから服用してください。

高い成功率

我が家では幼児の頃、粉薬を小麦粉コントみたく吹き出したことがありました。液体タイプは好きでした。
主観ですが、最も嫌がらずに成功した例を紹介させていただきます。

スプーンに少量の水

①に薬を入れて溶く(溶け切らなくても大丈夫)

服用させる

すぐにを飲ませる

注意
④を、飲むヨーグルトやジュースにしてしまうと「おかわり!」の恐れがあります。
また、次回からそれでないと飲まなくなってしまう可能性も出てきます。
酸味の飲料の場合、表面の甘いコーティングが取れてしまうタイプの薬があります。
服薬補助ゼリーが市販されていますが、コストもかかります。
薬が消化管へ届きやすくするためにもをお薦めします。

突然の熱でどちらが病院連れてくと夫婦で揉めたり、服用に悪戦苦闘して疲れてストレスを貯めたり。
子育てそのものが大変なことなのに、体調崩されたお母さんがベビーカーといらっしゃいます。
私たちは、エールを送っています。お気軽に何でもご相談ください。


ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることもあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。