筋肉痛を調べてみた
- 2023年02月24日
こんにちは経営企画室のKです、ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。
先日4年ぶりにスノーボードをしてきました、全身筋肉痛です。翌日に筋肉痛が出るかどうかで身体年齢を気にしている自分が居ます。私の筋肉痛は概ね3日で痛みがほぼ無くなります。
ところで、筋肉痛は翌日もしくは翌々日にやってくるのでしょうか?
説明するまでもないでしょうか…
正式名称は『筋・筋膜性疼痛症候群』
運動した時、それも普段あまり使わない筋肉だったり、普段以上の負荷がかかった時に伴う、数時間〜翌日・翌々日後の筋肉の痛みです。
ただし、痛みが発生するメカニズムは解明されていません。
最も有力な説は、筋線維が運動による負荷で損傷し修復する際に発生という説です。
傷ついた筋線維を修復するために白血球を中心とした血液成分が集まると炎症が起き、刺激物質(発痛物質)のブラジキニン、ヒスタミン、セロトニン、プロスタグランジンなどが生産され、筋膜(筋肉を包んでいる膜)を刺激します。それが感覚中枢を介し、痛みとして感じる。
つまり筋肉痛とは、傷ついた筋線維を修復する過程で炎症が起き、生成された刺激物質が筋膜を刺激して起こるものと考えられています。
100%筋肉痛を抑えることは不可能とされています。
日頃から運動習慣を
運動習慣のある人は全身の血流状態がよいため、運動不足の人よりも軽度で済むようです。
週に数回程度のウォーキングやストレッチからでもよいので、筋肉を動かす習慣を身につけておきましょう。
軽い負荷から徐々に強い負荷へ
負荷の低い運動から始め、痛みを感じない程度から徐々に慣らしていく方法
運動と休息と栄養で筋肉を発達させる
筋肉は使わなければ、どんどん筋線維が細くなってしまい、損傷を起こしやすくなります。
急な負荷は、筋肉だけでなく腱や筋など周辺組織にも影響があり、アスリートでもプレー中に肉離れを起こします。
私の祖父は、はしごの数段上からヒョイッと飛び降りたらアキレス腱を切りました。
ウォーミングアップ、後にはクールダウン
筋肉痛の予防はもちろん、ケガの予防のためにも、運動の前後にはストレッチを行いましょう。
運動直後、急に止まったり休んだりすると、毛細血管への血流が悪くなり筋肉痛が起こりやすくなります。運動後は軽いランニングやウォーキングなどでクールダウンしましょう。
筋線維自体には痛みを感じる神経がありません、筋膜や周辺の組織に分布する神経が刺激され、炎症部分に「筋肉痛」としての痛みが生じます。
普段からよく動かしている筋肉には、筋肉に血液を送る毛細血管が発達していますが一方で、普段あまり使っていない筋肉(もしくは負荷の少ない筋肉)には、毛細血管が十分に巡らされていません。そのため、急激にその筋肉を動かしても、損傷した筋線維に血液成分が集まるまで時間がかかり、さらに発痛物質が生産されるまで時間がかかると考えられています。
筋肉痛の発症タイミングやピークに年齢差はないとされています。
加齢による筋肉痛のタイムラグは、運動不足に起因していると考えられています。運動不足では筋力がどんどん衰え、さらに毛細血管も発達しなくなるので、筋繊維の修復のための物質を届けにくくなり、併せて痛み物質の除去に時間がかかるようになります。加齢で筋肉痛の遅延を感じるのはそのせいです。
年齢に関わらず、日頃から適度な運動を心がけることが大切です。
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皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。