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油が口内炎に効く!?

  • 2023年03月10日

ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。
はじめまして、薬剤師Tです。

胃腸の不調やストレスから起きるもの、食事中に無意識に唇を噛んでしまって物理的に傷をつけてできてしまうものなどありますが、私の場合ほとんど後者です。

噛み傷から数日後、唇の内側に白い円形の潰瘍ができて周囲が赤く腫れる現象は鏡でも目に見えてわかるものです。
「アフタ性口内炎」というらしいですが、このアフタが大きくなり痛みのピークを越えて徐々に消失というサイクルで多くは自然に完治しますが、だいたい10日前後かかるのではないでしょうか。

うっかり唇を噛んでしまい口内炎ができるのかと肩を落とす前にこの口内炎を防ぐことができる油があるのです。

それがずばり「亜麻仁油」です。

 

亜麻仁油とは?

アマニゆ、アマニあぶら、アマニオイル は、成熟した亜麻の種子から得られる、黄色っぽい乾性油。ヌメゴマ油(滑胡麻油)、アカゴマ油などの異称もある。食用のほか、油絵具のバインダーや木製品の仕上げ(木製ピッケルのシャフトなど)、床材のワックス、海外ではアロマのキーオイル、昔は医療用の油紙などにも用いられている。
亜麻の種子を圧搾、又はこれをつぶして溶媒で抽出することで得られる。代表的なω-3脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売されている。
食用の亜麻仁油は、長時間の揚げ物や炒め物などの加熱調理では容易に酸化するため適していないが、癖が少ない風味であり、そのまま飲むか、できあがったさまざまな料理に適量をかけて摂取するのが一般的。暖かい料理にかけても早めに食べることで問題はない。

引用抜粋:Wikipedia

 

用法

1日2回朝晩患部に塗り込むだけでいいのです。

ただし初期の段階、つまり違和感を感じ始めてこれからアフタが成長するであろう時に塗ることで効果を発揮します、アフタは徐々に目立たなくなり痛みや違和感も消失していきます。
アフタが大きくなって痛みがピークに達してからでは、経験上効果が実感できないので早めに対策すると良いです。

油は大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2つに分類されます。
更に、この不飽和脂肪酸は4種類に分けられます
●オメガ3
●オメガ6
●オメガ9
●トランス脂肪酸

亜麻仁油は、オメガ3脂肪酸に属します。

<オメガ3脂肪酸の効用>
・アレルギー、炎症を抑える
・血栓予防
・血圧安定
・脳の活性化

青魚(サンマ・サバ・イワシなど)の脂肪分に含まれ、また機能性食品で有名なDHA・EPAと同じ仲間の脂肪酸です。

亜麻仁油以外にもエゴマオイルやシソ油がこれに当たり、また[オメガ3]を多く含む食品としてはチアシード、くるみ等があります。
ちなみに[オメガ6]は必須の脂肪酸ではありますが逆にアレルギー症状を悪化させることがあるので摂りすぎ注意です。

この[オメガ3]と[オメガ6]はいわゆるアクセルとブレーキの関係でもあるのです。
どの割合で摂取するのがいいか黄金比率があり、
[オメガ3]:[オメガ6]=1:4くらいが理想です。
ですが現代人は食生活の乱れもあって、
これが1:10~50くらいといわれています。
サラダ油やべに花油の摂取が多いのですね。

毎日意識して[オメガ3]を摂るのは、なかなか難しいので亜麻仁油そのものを、スプーンで飲むのも1つの方法です。
あまり飲みすぎるとバランスが悪くなるので小さじ1杯程度が適しています。味にクセはないですがそれほど美味しくはないです(笑)

料理に使う場合、熱に弱いので揚げ物や炒め物には適さないので注意が必要です。
サラダのドレッシング代わり、冷奴・納豆などにかけるのが一般的です。
私はポン酢、マヨネーズ、すりごま、アマニ油で自家製ドレッシングをよく作っております。

私は噛み傷原因の口内炎が多いですが、胃腸の不調や栄養不足から発症する場合も多いので、そんな方にこそ亜麻仁油を積極的に日常に取り入れてほしいと思います。
口内炎に効く薬もありますが、ステロイドに抵抗のある方などは、特に身近な物で食養生していけるといいですよね!!


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