健やかに老後を送りたい
- 2023年05月19日
こんにちは、薬剤師のTです。
一般的に年齢と共に体力は衰えていきますが、高齢でも姿勢良く快活で凛としている方とそうでない方など様々です。
医学は進歩し、寿命も伸び「人生100年時代」と言われています。
100歳まで生きるとしたら、60歳で定年退職しても40年、65歳だとしても35年も余生があるのです。
せっかくですから心身ともに健康で老後を送りたいですね。それは「健康寿命を伸ばすこと」で、もっと充実するのではないでしょうか。
そしてそのキーワードにひとつに「体幹」が挙げられます。
体の幹。首から上の顔の部分、手足を除いたいわゆる胴体といわれる部分の筋肉。
もちろんお腹周りもそうですが、胸も背中も体幹に含まれるし、アウターマッスルという表面の筋肉だけでなく、インナーマッスルという深層部の筋肉も含まれます。
<体幹の役目>
- 複雑な人間の体の動きをするために、動かしたいところは動かし、固定したいところは固定する。
- 生体内の内臓を正しい位置に保ち、同時に守る役目をする。
<体幹が弱るとどうなるか?>
- 姿勢が悪くなる。
- 腰痛の原因となる。
- つまずきやすくなる。
- パフォーマンスが低下する。
- お腹が出やすくなる。
<体幹を鍛えることで得られるメリット>
- 姿勢が良くなる。
- 基礎代謝が良くなり太りにくくなる。
- 内臓の働きが良くなる。
- スポーツでのパフォーマンスが良くなる。
- 肩こりや腰痛が起こりにくくなる。
- 便通が良くなる。
- 疲れにくくなる。
目を閉じて片足立ちをしましょう!
軸足が動いたり、上げた足が地面につくまで何秒間たっていられますか?
【体幹年齢の目安】
・55~69秒…体幹年齢30代
・40~54秒…体幹年齢40代
・20~39秒…体幹年齢50代
・10~19秒…体幹年齢60代
・5~9秒…体幹年齢70代
・4秒未満…体幹年齢80代
上手くいかなかった場合、コツがあります。体の重心つまりお腹の丹田※に力を入れてみてください。そうするとバランスが保てます。
※中丹田と下丹田の間
みぞおちよりもやや上のあたりが【中丹田】
へその下三寸(約10cm)あたり【下丹田】
片足立ちで靴下がはけるかどうかも体幹強弱の目安となります。
1日数分の空いた時間で手軽にできる体幹トレーニングについてご紹介します。
①プランク:20秒
▼10秒インターバル
②サイドプランク:20秒
▼10秒インターバル
③サイドプランク:20秒
▼10秒インターバル
④リバースプランク:20秒
普段からやられている方もおられると思いますが、
これからという方、ぜひ取り組んでみてください。
★YouTubeに[体幹トレーニング]や[プランク]と検索すると数々あり、カウントしながら実践できますのでおすすめです。
ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることもあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。