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大分視察レポート

  • 2024年09月18日

河野調剤様訪問見学

8/20に経営企画室の二人で九州の大分にある河野調剤様の見学に行ってきました。
河野調剤様には、外来患者が一日あたり1人いるかどうかという在宅調剤専門の薬局が3店舗あり、それを見学するためです。

こちらが河野調剤様の本社が入っているビル。5階に本社があり、なんと3階に調剤薬局があります。
このビルに薬局があると思う人は恐らくいないはずなので、外来患者をまったく期待していないことがよくわかります。

こちらがその調剤薬局の中ですが、3階ワンフロアすべてが薬局です。
薬局というにはあまりに広すぎて、一見すると何かの工場のようです。実際に作業はシステム化されており、調剤工場と呼んでもよいのかもしれません。なお、こちらの工場では一包化などの薬剤師が行うべき仕事以外は、全て事務さんが行っており実質の店舗運営は事務のリーダーの方が担っています。事務のリーダーの方の責任感とモチベーションは非常に高く、介護施設から感謝されることが何よりのやりがいだとお話されており、事務さんの担う業務が多岐にわたることもやりがいを強く感じる要因なのだと思いました。そしてこのような仕組みを作り上げた社長(薬剤師)の熱意がやはり最もすごく、それに感化された周りの人たちが同じようなモチベーションで頑張っているという印象です。経営的には薬剤師の人員を可能な範囲で減らし、事務さんの仕事の範囲を広げることでトータルの人件費を下げる狙いが見て取れました。このやり方であれば、薬剤師一人一人の給与や事務さんの給与を能力別に引き上げることが可能で、これからの薬局の目指すべき形の一つなのかもしれないと感じました。

定価800万円の一包化監査マシン。
一包化の監査を休むことなく文句も言わず、その上ミスなしでずっとやり続けてくれます。このマシンの存在により、薬剤師の人員を減らすことができています。