異常に非常に暑かった今年の夏も、朝晩の涼しさが秋を感じさせるようになってきました。

10月になり、「運動会」や「スポーツの日」があったり、
秋と言えば「スポーツの秋」（今ではあまり使われない？？）などという言葉があったりと秋は運動をしたくなる季節であり、運動をするのに最適な時期ともいわれます。

私の勤務する薬局は、小高い山の中腹にあり、緑豊かで空気がおいしく
ウォーキングやランニングされる方が多く見られます。

真夏には運動を控えておられた方々も　再開される方が増えてきました。

夏の暑さが和らぎ、朝晩の涼しさが心地よく感じられるこの時期、
日常に「運動」を取り入れやすいこの時期に
体を動かすことで得られる健康効果について考えてみましょう。

秋から次の季節へと自然の織り成す景色の移り変わりを楽しみながら
屋外での運動はいかがでしょう。
今は青々とした木々の葉が少しずつ色を変え、美しく紅葉していく様を見ながらの
ウォーキングやサイクリング、山々を歩くハイキングは、目も心も喜んで
ストレス解消にとても効果がありそうです。
また、それだけではなく心肺機能の向上にも効果的です。
屋外での運動は心身のリフレッシュに最適です。

ウォーキング: 1回20分、週に4回を目標にチャレンジしましょう。
普段より少し大股で早めのペースを心がけると効果的です。

ランニング: シューズさえあればすぐに始められる手軽なスポーツです。
屋外を走ることで、視覚的な楽しみも得られます。

サイクリング: 自転車に乗りながら筋力アップや体力向上が目指せる運動です。
色づいていく木々をみながらのサイクリングは、秋ならではの楽しみです。

ハイキング: 山々を歩くことで、自然の中でリフレッシュできます。
自分のペースで行えるため、体力面が心配な人にもおすすめです。

ヨガやストレッチ：天気を気にせず楽しめます。
ゆっくりとした動作で有酸素運動を行いながら姿勢を正し、
体幹を鍛えることができます

運動には、心肺機能の向上、ストレス解消、免疫力の強化など、
さまざまな健康効果があります。　今日はそのうちの３つをご紹介しましょう

運動による健康効果の例▼

その①「心肺機能の向上」

心肺機能とは、心臓と肺が協力して体に酸素を送ったり、いらない二酸化炭素を外に出したりする能力のことです。この能力が高まることで、運動や日常生活での持久力がUPします。疲れにくくなったり、息切れがしにくくなるということです♫

その心肺機能を高めるために運動はとても重要です。特に効果的なのは有酸素運動。
ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングや水泳など
自分の体調に合わせて行います。ウォーキングは気軽に出来て良いですね。
１回２０～３０分　週に３回～５回がおすすめです。

初心者さんは、週に2～3回から始めて、徐々に回数を増やしていくとよいでしょう。

その②「血液循環が良くなる」

運動によって血液循環が良くなり、体にたくさんの酸素が届くようになります。
それによる体へのいい事♫

• エネルギーが増える：体の細胞にたくさんの酸素が届いて元気に動けるようになります。
• 疲れにくくなる：酸素が十分に供給されることで、日常生活で疲れにくくなります。
• 頭がすっきりする：脳にも酸素がたくさん届くので、集中力が高まり、考え事がしやすくなります。
• 体の調子が良くなる：血液がよく流れることで、体の中の老廃物が早く排出され、体調が良くなります。

その③「幸福ホルモンの分泌力UP」

セロトニンやエンドルフィンと呼ばれる幸福ホルモンの分泌力がUPします。
ストレスや痛みが軽減し、気分が高揚、リラックス感や幸福感を得ることができます。 

秋はスポーツに適した季節ですが、安全に運動を行うためには
天気や気温を確認し、適した服装で行うことが大切です。
また、無理なく安全に行える運動を選び、クールダウンやアフターケアを忘れずに行ってくださいね。

運動を日常生活に取り入れることで、ご紹介した３つの効果のほかにも

睡眠がとれるようになったり、適正体重になったり、ストレスに強い体になったりと

まだまだたくさんの効果があります。

ぜひ、あなたの大切で１つしかないお体のために、日常に運動を取り入れてみてください。

これから何か運動を始めるとしたら、どんな運動を始めてみたいですか？

ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることがあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。