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食欲の秋 あなたの腸は大丈夫? ~腸のお話~

  • 2024年10月30日

こんにちは。今年は10月に入っても尚、記録的な暑さが続きましたね。
やっと少し過ごし易くなってきたところでしょうか。

さて近年、腸活という言葉をよく耳にしますが、皆様は聞いたことありますか?
食の欧米化や、椅子の生活の普及下半身の筋力の低下、また、そもそもの土壌の栄養の減少などなど
様々な要因から、便秘をはじめとする腸の機能の低下、つまり腸の弱った方が多くなりました。
これには精神的な環境や、生活環境の影響も有りますが、最近では、小さなお子様でも既に便秘の子供が沢山います。
もちろん腸も筋肉ですから、加齢と共に筋力が落ち、腸の力も衰えます。お年寄りの便秘が多いことの一因にもなっています。

そこで腸活。腸をよくするための食材や調味料の選び方、菌の摂り方、または腸揉みなど、色々ありますよね。

では、その中で、果たして自分に合った腸活は何?
実は上記のどれも 腸が正常である という大前提の上の “腸活” です。

不調を抱えた人が先ずすることは?

“腸の引き算”なんです。
先ずは、“弱ってるんだから、腸の負担を減らす事”。
あれがいいこれがいいと摂りこむことを止め、50年前の日本人の生活を思い浮かべてみてください。
粗食で一汁一菜。おやつはお芋?
ここまでする必要はなくとも、糖分の摂りすぎ、脂の摂りすぎ、加工食品の摂りすぎ。サプリの摂りすぎ、など、自然でない物は極力減らしていくと、それらを分解消化吸収する、内臓たちが疲弊しなくなります。

腸の引き算って?

腸が弱っていれば、消化吸収力が下がり、そして腸壁の代謝が落ちる為、余分な脂や添加物などで腸壁が汚れます。
腸壁が日頃の食事で汚れていたら、そこから栄養を摂りこむ血液も汚れます。つまり上の様な、汚い水道管に浄水を流しても水は汚染されるのと同じく、弱った腸でいくら良いものを摂りこんでも、血液が汚れてしまうんですね。
だから、まず、良いからと言って摂りすぎない。まず引き算してから。という訳です。

“瘀血は万病の元” 

汚れた血液の滞りは、あらゆる不調を引き起こします。血液の汚れから、生活習慣病は良く知られていますね、酸素がしっかり末梢まで送れなければ、貧血、冷え性になりますね。
それから、血液の汚れから言えば、頭痛、アレルギーなど。昔の人は良く分かっていたんですね。

腸を元気にするには?

腸をリハビリしてキレイにしたら…
やはり、バランスの良い食事(旬のものは間違いない)、適度な運動、心地よい適度なストレス(溜めちゃだめよ)。しっかり睡眠をとる、そして!大事なのはよく噛む事!最低一口30回は噛む!これって消化酵素の節約に。昔は玄米だったり根菜類もよく食しよく噛んでいました。(消化酵素を節約すると、その分代謝酵素に廻せます。代謝を効率よくするのです。)

おまけ

もしも、良い食事をしているのに、下痢したり便秘したり。
そんな時は、実はその食材は自分には合わない食材だったりする場合があります。一旦それを除く食習慣にしてみる、クリニックで検査しても異常ない場合、他の理由があることも考えられます。それはまた別のお話です。

つまりは、ごくごく当たり前の生活が最善なんですね、現代社会においては昔の当たり前が難しくなっていますが。令和のこの時代、平均寿命が延びても同時に健康寿命をしっかり延ばしたいですよね。

最後に。

せっかくの秋!
たまには、SNS?スマホ?ゲーム?は、横に置いて…
気持ちの良い季節、散歩していつもの景色に新しい発見をしてみたり、隣にいつもいるパートナーの顔を眺めてにこっと笑顔を見せてみたり、新しいサウナを探検したり? はたまた読書など、普段と違う事してみませんか?
脳と腸は繋がっています。心地よい刺激で脳も一緒に若々しく。

 

腸をキレイに元気にしてから、美味しく、旬のものを味わいたいですね!

因みに、私は、食べ物で栗が何より大好きです!
今年は栗ご飯つくれるかな?
皆さん、日本の秋を楽しみましょう



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