
急な入院、困らないために
- 2025年03月26日
こんにちは、職場への通勤の際、よく救急車に遭遇しているひばり末広薬局の薬剤師Nです。
皆様も、最近救急車をよく見かけるようになった、サイレンを聞くようになったと思いませんか?
実際、総務省の公表している救急出動件数は右肩上がりで、令和5年だけで760万件も出動していたそうで、よく救急車に遭遇すると感じていたのも間違いではなかったようです。
公表されていたデータを確認すると760万件の内、救急車が約660万件あり、そこから入院以上の傷病だった割合は約330万件にもおよびます。
このコラムを見ているあなたやご家族が、ある日急に事故や病気で入院となる可能性は低くありません。急な入院でも困らない備えを、日ごろからしておいた方がいいと思いませんか?

救急車を呼ぶときに用意しておくもの
●保険証(受給者証)
保険証は財布に入れ、普段から携帯されていることが多いかと思います。
●お薬手帳
お薬手帳は持ち歩くのは病院に行く時だけのことが多いかもしれませんが普段から持ち歩くようにしましょう。手帳の表紙をめくると血液型や緊急連絡先、アレルギー歴、副作用歴、既往歴の記入欄があります。事故などでそれら情報が必要なこともあるので必ず記入しておきましょう。
●服用中の薬
病院でも入院期間中の薬を処方頂ける場合もありますが基本的には持参薬を使用することが多いです。
●現金
売店やコンビニが入っていることが多いため日用品の買い足しなど、必要な場面が多いです。ただし大部屋などの場合、盗難の被害も実際ありますので必要最小限にしましょう。
●緊急連絡先
ご家族や親せき、ご近所のお知り合いなど緊急時に頼れる相手の連絡先を準備しておきましょう。
●印鑑
入院の同意書や誓約書など手続きに必要になりますので用意しておきましょう。
入院生活で必要なもの
実際に救急車で運ばれ、数日間の入院となった時の必要なものリストです。
病院のセットとして事前に用意されているもの、売店、コンビニ等で買い足すことが出来るものもありますが、そのあたりは入院先で異なります。事前に用意できていると安心です。
●下着
病院内にコインランドリーなど洗濯が出来る場合もありますがある程度は持っていく必要があります。洗濯ができる環境またはご家族、知人のサポートが受けられても最低3セットは持っておきたいです。
締め付けが強いものは避けた方が無難です。
●パジャマ(室内着)
定期的な検査等もある為前開きのものを用意しておきましょう。またカーディガンなどの上着も持っていくと便利です。
●食事用品
貸し出しがあるところが多いですが念のため用意しておきましょう。コップや使い捨ての割りばしなどあると便利です。病院によってはガラス製のものは持ち込み不可となっている場合もあるので陶器かプラスチックのものにしましょう
●洗面用具
手動の髭剃りは刃物類扱いとなり持ち込み不可となっていることが多いので注意しましょう。
●入浴用品
バスタオルやシャンプー、ボディーソープなど、貸し出しがあることが多いです。ドライヤー、ヘアアイロンは持ち込み不可となっていることもある為注意して下さい。
●充電器
売店、コンビニがあれば問題ないですが一応用意しておきましょう。
あると便利なもの
●懐中電灯
迷惑にならないよう明かりの弱い物を選びましょう。
●延長ケーブル
コンセントの数が限られているのであると便利です。
●イヤホン
無線式のものだと対応していないことが多いです。
●アイマスク、耳せん
周りの音が気になる方は耳せんがあると便利です。
あまり多く用意すると荷物がかさばって大変です。
必要だと判断した物だけ事前に用意しておくと良いでしょう。また、普段一緒に生活していない方に、取りに行ってもらうこともあるかと思います。
どこにあるかすぐにわかるように事前にまとめておくと良いでしょう。
突然入院であわてて必要なものを、すぐに用意することは難しいと思います。
事前にある程度準備しておくことで、落ち着いて対応することが出来るのではないでしょうか。
ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることがあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。