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愛犬を守るおくすりの話

  • 2025年05月22日
愛犬が体調を崩したとき、「自分が飲んでいる薬や市販薬で代用できないかな?」と思ったことはありませんか?
我が家には現在大型犬が2匹いて、先代のワンコ達も大型犬だったこともあり、実際に動物病院でかゆみ止めや肝臓のお薬をいただい時、普段患者さんにお渡ししているものと同じものだったことがありました。

犬にはNG!危険な人間の薬


私たちが日常的に使用していても、体のつくりや薬の効き方が全く違う為、
犬にとって毒性の強いものがあります。特に以下のお薬は要注意です。

解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン・イブプロフェン)
人間の用途:頭痛や発熱の緩和
犬への影響:肝障害、腎不全を引き起こす可能性
抗うつ薬・睡眠薬
人間の用途:精神的な不調の改善・不眠の治療
犬への影響:眠気、興奮、けいれんなど
風邪薬

人間の用途:鼻づまりや咳の緩和
犬への影響:交感神経を刺激する成分が含まれていることもあり心拍数の増加や中枢神経の異常を引き起こす可能性

万が一、薬を誤飲してしまったら?


少し目を離した時や届かない所に置いたつもりでも、「薬をパクッ!」
そんなときは、こんな対応をするといいと思います。

すぐに動物病院に連絡
薬の名前、摂取量、時間などを獣医さんに伝える

自己判断で吐かせない
薬によっては、吐かせることでかえって症状が悪化することもあります。

薬の保管場所を見直す
絶対届かないと思っていても、びっくりする行動をとることがあります。誤飲を防ぐためにきちんと保管しましょう。

犬に薬が必要なときは…


愛犬が体調を崩した時は、自己判断せず、必ず動物病院に行きましょう。
解熱剤やおなかの薬も、体重に合わせて獣医さんが処方してくれます。
我が家のワンコ達は車酔いがひどいので、酔い止めを処方してもらっています。
また、最近ではサプリメントや自然派のケア用品も充実しているので、関節痛やアレルギー対策など薬に頼らず健康を維持する為に使ってみるのもいいですね。

最後に

愛犬は私たちにとって大切な家族です。「良かれと思って」の行動が思わぬトラブルにならないように、お薬には慎重になってあげましょう。
少しでも不安なことがあれば迷わず獣医さんに相談することが大切ですね。愛犬との毎日が、安心で笑顔あふれるものになりますように!



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