
青春の思い出、ニキビのお話
- 2025年09月24日
青春のシンボル、ニキビ!
青春のシンボル、ニキビ!
大人になってからできたら、吹き出物!
実は、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という同じ病気です。
顔や胸、背中などにできる赤いプツプツにきびは、毛包(毛の根元にある袋状の部分)や皮脂腺が炎症を起こしている状態です。
一時的なものだからとニキビを放っておくと、長引き、クレーターのように凹んだ「ニキビ痕」の原因になってしまうことがありますので、きちんとケアしましょう。

アクネ菌
ニキビができる原因は毛穴のつまり、皮脂の分泌増加、アクネ菌の増殖が関係しています。
皮脂腺が発達し、皮脂が多すぎたり、毛穴の出口がつまったりすることで、毛穴の外に皮脂が出られずに溜まってしまうことから始まります。この状態を面ぽう(白ニキビや黒ニキビ)と呼びます。
面ぽうの内部は、アクネ菌にとって発育に適した環境になっているので面ぽうの中で、菌はどんどん増えていきます。
増えすぎた菌に対抗するために、免疫が働いて炎症が起こり、ニキビは赤く腫れあがります。
毛穴のつまり:
正常な肌は約6週間のサイクルで角質がはがれ落ちて新しい皮膚細胞に生まれ変わる「ターンオーバー」を繰り返しています。通常、皮脂は毛穴から汗とともに排出されますが、ターンオーバーがうまくいかない場合、毛穴の角質が厚くなり、毛穴の出口が塞がれて皮脂が詰まってしまいます。そうすると、皮脂を栄養源としている「アクネ菌」が過剰に増殖し、炎症を起こして発疹ができニキビとなります。
皮脂の分泌増加:
角質の肥厚のみならず、皮脂が過剰に分泌しすぎると、やはり毛穴を塞いでしまいます。特に思春期に増加する男性ホルモンのアンドロゲンには皮脂の分泌を高める性質があります。思春期にニキビの発生が多いのはこの影響によるものと考えられています。また、もともと脂性肌であったり、糖分・油分の多い食生活やストレスの増加などもホルモン分泌の異常や皮脂分泌の促進につながり、ニキビの発生、悪化の原因となってしまいます。
アクネ菌の増殖:
アクネ菌は誰もが持っている肌の常在菌ですが、毛穴がつまり、皮脂が充満すると皮脂を栄養源に増殖します。増殖したアクネ菌はニキビの炎症を引き起こし、赤いニキビができます。
部位と原因
大人ニキビができやすい部位となります。大人ニキビとは20代以降にできるニキビのことで、女性に多く、特に月経前に発生しやすいという特徴があります。大人ニキビが悪化する原因としては、ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れ、不適切なスキンケアなどが挙げられます。また、年齢にかかわらず皮膚への刺激はニキビの発生や悪化につながります。あごの場合はあごを触る癖やマスクやマフラーなどの着用が刺激となってニキビができたり悪化したりする可能性が考えられます。
ただし、就寝前の激しい運動は交感神経を刺激してしまうためNGです。
21時以降は見ないなど自分なりのルールを決めておくといいかもしれません。


種類と症状
「微小面ぽう」→「白ニキビ」→「黒ニキビ」→「赤ニキビ」→「黄ニキビ」というように悪化していきます。
微小面ぽう:目に見えない段階で毛穴が狭くなり、皮脂が詰まり始めている状態。
皮脂が毛穴につまり、ポツンとした小さな白い点の状態。皮膚の内側では毛包が広がるとともに、アクネ菌が増え始めます。
ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることがあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。