
迷ったらここを見る!市販の解熱剤「成分・副作用・向く人」早わかり
- 2026年02月06日
熱が出てつらい時、解熱剤は頼りになる存在ですが、いざ選ぶとなると、どれが合っているのか迷ってしまいませんか?特に、小さなお子さんを持つお母さんにとっては、子どもの発熱時に安全な薬を選びたいという思いは切実ですよね。今回は、薬剤師が市販薬の選び方から使い方までを丁寧に解説します。症状に合わせた成分、年齢や体質、剤形など、具体的なポイントもお伝えします。
解熱剤の種類:市販薬の主な成分
代表的な成分としては、アセトアミノフェン、ロキソプロフェン、イブプロフェンなどがあります。これらの成分は、それぞれ効果や副作用が異なるため、症状や体質に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。薬剤師や登録販売者に相談し、自分に合った解熱剤を選びましょう。
発熱は、体温が平熱よりも高くなる状態を指します。
発熱の主な原因は、体内に侵入した細菌やウイルスに対する体の防御反応です。これらの異物が体内で増殖すると、免疫システムが活性化され、炎症性物質が放出されます。この炎症性物質が脳の体温調節中枢に作用し、体温を上昇させることで、免疫細胞の活動を促進し、異物の排除を助けます。
解熱剤は、発熱によって引き起こされる不快な症状を緩和するために使用されます。
具体的には、高熱による倦怠感、頭痛、関節痛、食欲不振などの症状を和らげ、体を楽にする効果が期待できます。ただし、解熱剤はあくまで症状を一時的に抑えるものであり、発熱の原因そのものを治療するものではありません。そのため、発熱の原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。
市販の解熱剤には、さまざまな種類の成分が含まれています。
代表的な成分としては、アセトアミノフェン、ロキソプロフェン、イブプロフェンなどがあります。これらの成分は、それぞれ効果や副作用が異なるため、症状や体質に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。薬剤師や登録販売者に相談し、自分に合った解熱剤を選びましょう。
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アセトアミノフェン(カロナールなど)
アセトアミノフェンは、脳の体温調節中枢に作用して解熱効果を発揮する成分です。比較的副作用が少ないため、小児や妊婦にも使用しやすいのが特徴です。ただし、肝機能障害のある人は使用を避ける必要があります。また、用量を守って服用することが重要です。
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ロキソプロフェン(ロキソニンSなど)
ロキソプロフェンは、炎症を抑える効果が高く、解熱鎮痛効果に優れています。ただし、胃腸障害や腎機能障害などの副作用が出やすいのが難点です。そのため、空腹時の服用は避け、服用間隔を十分に空ける必要があります。また、高齢者や胃腸の弱い人は慎重に使用する必要があります。
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イブプロフェン(イブA錠など)
イブプロフェンも、ロキソプロフェンと同様に炎症を抑える効果があり、解熱鎮痛効果が期待できます。ロキソプロフェンに比べると、胃腸障害などの副作用は少ないとされています。また、子宮への移行性も高いので、生理痛にも効果的です。
解熱剤の選び方|薬剤師が教える3つのポイント
解熱剤を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。症状や体質に合わない解熱剤を選ぶと、効果が得られなかったり、副作用が出たりする可能性があります。
解熱剤を選ぶ際には、まず症状に合わせた成分を選ぶことが重要です。
例えば、発熱のほかに頭痛や関節痛などの痛みがある場合は、ロキソプロフェンやイブプロフェンのような鎮痛効果の高い成分が適しています。一方、痛みがなく、熱だけを下げたい場合は、アセトアミノフェンがおすすめです。また、鼻水や咳などの風邪症状がある場合は、総合感冒薬を選ぶと良いでしょう。
解熱剤は、年齢や体質によって適しているものが異なります。
小児や高齢者は、一般的に副作用が出やすいとされています。そのため、アセトアミノフェンのような比較的安全性の高い成分を選ぶことが推奨されます。また、妊娠中や授乳中の女性は、使用できる解熱剤が限られています。必ず医師や薬剤師に相談し、指示に従って使用するようにしましょう。
解熱剤には、錠剤、カプセル、粉薬、坐薬など、さまざまな剤形があります。
錠剤やカプセルは、水と一緒に服用するため、手軽に使用できます。しかし、吐き気や嘔吐がある場合は、服用が難しいことがあります。粉薬は、水に溶かして服用するため、錠剤やカプセルが苦手な人におすすめです。坐薬は、肛門から挿入するため、吐き気や嘔吐がある場合でも使用できます。ただし、挿入時に抵抗感がある人もいます。
解熱剤を選ぶ際には、これらの剤形の特徴を考慮し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。薬剤師に相談すれば、症状や体質、ライフスタイルに合わせた最適な剤形を提案してくれます。
解熱剤の使い方|効果を高める正しい服用方法
解熱剤は、正しく服用することで、効果を最大限に引き出すことができます。しかし、間違った使い方をすると、効果が得られなかったり、副作用のリスクを高めたりする可能性があります。
解熱剤を飲むタイミングは、発熱の程度や症状によって異なります。
一般的には、38.5℃以上の発熱があり、倦怠感や頭痛などのつらい症状がある場合に服用することが推奨されます。しかし、38℃以下の発熱でも、症状がつらい場合は、我慢せずに服用してもです。
解熱剤の服用量は、年齢や体重によって異なります。
添付文書には、年齢別の服用量が記載されていますので、必ず確認してから服用するようにしましょう。特に、小児の場合は、体重によって服用量が細かく決められていることがありますので、注意が必要です。
また、解熱剤は、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。そのため、服用後すぐに効果が出なくても、焦らずにしばらく様子を見ましょう。もし、数時間経っても効果がない場合は、再度服用しても構いませんが、服用間隔を必ず守るようにしましょう。
解熱剤には、副作用のリスクがあります。
代表的な副作用としては、胃腸障害、眠気、発疹、肝機能障害などがあります。もし、これらの症状が現れた場合は、服用を中止し、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
また、解熱剤は、他の薬との飲み合わせに注意が必要です。特に、抗血栓薬や糖尿病薬などとの併用は、副作用のリスクを高める可能性があります。そのため、他の薬を服用している場合は、必ず医師や薬剤師に相談してから解熱剤を使用するようにしましょう。
Q&A|解熱剤に関するよくある質問
解熱剤を使用する際には、さまざまな疑問が生じることがあります。
解熱剤を飲むべきタイミングは、一般的には38.5℃以上の発熱があり、つらい症状がある場合です。
しかし、38℃以下の発熱でも、倦怠感や頭痛などの症状が強く、日常生活に支障をきたす場合は、解熱剤を服用しても構いません。大切なのは、体温の数値だけでなく、自分の症状や体調を考慮して判断することです。
妊娠中や授乳中の女性は、解熱剤の使用に注意が必要です。
特に、妊娠初期は、胎児に影響を与える可能性があるため、自己判断で使用することは避けるべきです。必ず医師に相談し、指示に従って使用するようにしましょう。
一般的に妊娠中や授乳中でも使用できる解熱剤としては、アセトアミノフェン(カロナールなど)がありますが、まずは、かかりつけの医師または薬剤師に相談しましょう。
子どもに解熱剤を使用する際は、特に注意が必要です。
まず、年齢や体重に合った適切な用量を守ることが大切です。添付文書をよく確認し、指示に従って使用するようにしましょう。また、子どもの場合は、坐薬を使用することがあります。坐薬は、肛門から挿入するため、抵抗感があるかもしれませんが、吐き気や嘔吐がある場合でも使用できるというメリットがあります。
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皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。
