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つらい花粉症の悩みを解決したい

  • 2022年12月06日

経営企画室のYです。今年は秋の花粉が多いようですが、花粉症の方々は症状いかがでしょうか?私は30代で発症してから年中薬の手放せない日々が続いています。

花粉症は突然発症する方が多く、その原因は花粉の刺激により生成される『IgE抗体』であると考えられています。

『IgE抗体』とは、免疫グロブリンEと呼ばれるもので、花粉に抵抗して体内で生成される物質です。その『IgE抗体』が、体内に蓄積されていき、ある一定量を超えた段階から花粉症が発症するのです。

イメージとしては、人によって大きさの異なる器を持っていてその器に『IgE抗体』が溜まっていき、あふれてしまうと花粉症を発症するという感じですね。

出典:ウィキペディア
引用:免疫グロブリンE(めんえきグロブリンE、英語: Immunoglobulin E、IgE)とは哺乳類にのみ存在する糖タンパク質であり、免疫グロブリンの一種である。

では、『IgE抗体』の生成量はどのような要因で変化するのでしょうか。

同じ地域でも、高齢者のほうが花粉症の有病率が低いのです。
これは、花粉症を発症させる原因となる『IgE抗体』は、高たんぱく・高脂肪な食生活をしていると生成されやすくなると考えられており、高齢者が好む和食にはアレルギー体質になりにくい要素があると考えられます。
また、自律神経を乱す睡眠不足や不規則な生活、そしてストレスも原因と言われています。
つまり生活習慣を見直し規則正しい生活を心がけることで、花粉症が楽になる可能性があるので、心当たりのある方は、ぜひ一度お試しいただくと良いと思います。

花粉症の症状を抑える薬にも、さまざまな種類のものがあります。それぞれの特徴を抑えたうえで服用されていますでしょうか。

花粉症の内服薬には大きく分けて2つの種類があります。

第1世代

パブロンやコンタック、ストナリニSなどに代表される、第1世代の抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩など)が配合されている薬。
第1世代の特徴はとにかく早く良く効くこと、ただし眠気や口渇などの副作用も出やすく人によっては鼻がカピカピになってしまうことも。また第1世代の薬は、ヒスタミンなどの物質が花粉症の症状を起こすスイッチに結合しないようブロックする薬ですが、効果が切れるとすぐに症状が出てしまうという欠点があります。

第2世代

アレグラやアレジオンなどに代表される、抗ヒスタミン薬(フェキソフェナジン、エピナスチンなど)が配合されている第2世代の薬。第2世代の特徴は第1世代に比べると効果発現がゆっくりであるものの長時間効果が期待でき、眠気や口渇などの副作用が出にくいことです。これはヒスタミンなどの物質自体の放出を抑える効果があるためです。

服用方法も第1世代は症状あるときに主に服用するのに対し、第2世代は主に症状出る前から服用し、治まっても継続することが多いです。

ドラッグストアでは抗ヒスタミン薬の併用はお勧めされませんが、耳鼻科の処方では重症の花粉症の場合2種類以上の抗ヒスタミン薬を併用し、さらに点鼻薬を追加するケースがあります。(年中アレルギーの私もそうです。)なので、市販薬が効かない、効いても眠気や口渇ひどいしすぐに効果が切れるなど不満のある方は、一度耳鼻科へ受診または当薬局にご相談いただくと、花粉症の時期の憂鬱な気分が、嘘のように晴れるかもしれませんよ⁉
※口渇/こうかつ:口中やのどが激しく渇き、水分を欲す状態。 


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