この食材がお助け:髪の健康と抜け毛予防
- 2023年03月30日
ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。
シリーズで、健康面を食材の視点から取り上げたいと思います。
今回は【髪の毛】、男性は特に?、女性も実はお悩み?髪の毛の健康について。
地球上の動物(特に四季が明確な地域の哺乳類)は、夏と冬とで毛が生え変わります。聞いたことありませんか?夏毛・冬毛。毛替わりと言うそうです。
冬毛の方が細かい毛が密生していて、防寒の役割をしています。ご自宅でペットを飼われたことがある方は、よくご存知かと。
人間にも、進化の過程のDNAが残っていて、“毛替わり”があります。毛量に敏感な方(特に男性?)は、自覚しておられるかもしれません、夏の終わり頃から抜け毛が増えたと思うことはありませんか?
冬は抜け毛が少なく、夏の終わりまで毛量が増えます。
人間も冬に備え毛量を増やす準備を秋から始め、徐々に毛量を増やすことで春夏の紫外線から頭皮を守っていると考えられています。
女性の産後の抜け毛はホルモンと関係していて、妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモンが増え、毛が抜けにくくなると言われています。
髪の毛は身体のなかでも新陳代謝が活発な組織のひとつです。前述の生理現象とは違い、栄養不足や偏りで、髪の毛に十分な栄養が届かない状態では、血行不良が起こり、薄毛や脱毛の原因となります。
髪は頭皮の毛包1つから1本生えています。根っこの部分を毛根、その根元のふっくらしたところを毛球、毛球の中心のくぼみの下の部分を毛乳頭と呼びます。
そして、毛球の回りの多くの毛細血管から栄養を取り込み成長します。毛乳頭の栄養状態がよく、それを毛球がしっかり抱き込んでいると、髪全体が元気でハリや艶などに影響します。
成長期(2~6年)
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退行期(2週間)
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休止期(3~4ヶ月)自然に抜ける
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成長期
休止期に入った髪は1日に数10〜100本は抜けます。と同時に皮膚の下では次の髪の準備が進んでいます。このように抜け毛はあって自然なことですが、いい年齢の男性は気がきではないですね。
抜け毛予防に必要な栄養素は、タンパク質やビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などです。 タンパク質は、髪だけではなく皮膚や内臓にとっても重要です。 そのため、タンパク質が不足すると髪の生成に悪影響を及ぼすばかりか、頭皮環境まで乱れてしまいます。
●たんぱく質:レバー、マグロ、青魚、
●亜鉛:牡蠣、小麦胚芽、カシューナッツ、赤身肉、油揚げ
●鉄分:あさり、豚レバー、豆乳、小松菜
●ビタミン群:
・ビタミンA…新陳代謝を促進
・ビタミンB群…過剰な皮脂分泌を抑制する
・ビタミンC…髪にハリやツヤを与えるコラーゲンの生成を助ける
・ビタミンE…抗酸化作用を持ち、頭皮環境を整える
・ビタミンH(ビオチン)…頭皮と髪の健康維持、アミノ酸代謝の促進
●大豆イソフラボン:納豆、豆乳、きな粉、豆腐、湯葉
これらが、バランス良く摂取できたら、
結果、髪の毛はもちろん身体にとてもいいですね。
今夜は、
キムチベースの豆乳鍋(具:キノコ類と湯葉と牡蠣とイワシのつみれ)と、
小松菜と油揚げとしらすのおひたしをいただきます。
晩酌のアテはカシューナッツにします。
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