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ダイエットに効率的なのはどっち?

  • 2023年07月10日

ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。
こんにちは、薬剤師Tです。

本格的な夏を迎え、肌の露出の機会が増えてきました。
外出する機会も増えてきて海に誘われたりすることも…そんな時にたるんでいたら…。
皆さん準備は整っていますか?

今回はダイエットをする上での細かい特性の部分のお話です。
ダイエットは食事がベースで成り立つのですが、生活の中に運動習慣を取り入れることが効果的かつ健康的です。
運動は大きく2つに分けられます。
・有酸素運動
・無酸素運動(筋トレ)

有酸素運動と無酸素運動

【有酸素運動】

  • 脂質を消費する

  • 弱い負荷の運動を長時間行う

  • 時間当たりの消費カロリーが少ない
    *初めは糖質が消費されるので脂質が消費されるまで20分程度かかるためそのくらいやらないと効果が薄い
    *ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、水泳がこれに当たります

  • 脳内セロトニンが増えてうつ状態を改善して気持ちをさわやかにしてくれる。

  • 一定期間続けているとランナーズハイが起こる。
    *ランナーズハイ・・・脳内麻薬物質βエンドルフィンが出て快感を覚える。

【無酸素運動】

  • 糖質を消費する

  • 強い負荷の運動を短時間

  • 時間当たりの消費カロリーが多い
    *ウエイトトレーニング、全力疾走がこれに当たります

どちらも真剣に取り組めば結果は出せます!!
どちらがダイエットに効率的かという論点よりも、体調や体質、ライフスタイルやリズムで自分にあったプログラムを取り入れ、無理なく継続できる方法を見つけてください。

ただし、細かい部分の効率でいうと「筋トレ」⇒「有酸素運動」の順で行うのがベターと考えます。

筋トレをすることで成長ホルモン、アドレナリンが分泌されて脂肪分解酵素が分泌されます。⇒ すぐに有酸素運動を行えば早い段階で脂肪燃焼が起こる。
ある程度15分などそれなりの負荷もかけてやれば脂肪燃焼をするためのおぜん立てをしてくれます。
成長ホルモンは筋肉の成長を助け、アドレナリンは体をヒートアップさせ活動的にさせるからです。すぐに有酸素運動に移行すれば早い段階で(本来なら20分動かないと脂肪は燃え始めないが)脂肪燃焼が起きてきます。

それぞれの役割

・有酸素運動⇒脂肪を燃やす

・無酸素運動⇒脂肪を溶かす

バターで例えて説明します。バターも脂肪です。バターを食べる行為、これを有酸素運動だとします。
冷蔵庫から出したバターはカチカチで食べれません。溶けるまで時間がかかります。
急ぐにはどうするか?⇒電子レンジを使えば速いですね。この行為が無酸素運動(筋トレ)です。
(先に負荷をかけて、筋肉の燃焼を促進しておきます。)そうすると溶けて食べやすくなります。
この一連の流れが、筋トレのあとに有酸素運動をするという行為です。
筋トレをして体にエンジンをかけてから有酸素運動をする、このやり方が体脂肪を効率よく減らしていくことになります。

とは申し上げても運動不足の方がいきなりジムや屋外で有酸素運動することは高いハードルになるし、時間の捻出も必要です。
なので無理のない程度の筋トレから始めるのがいいと思います。1L~2Lのペットボトルに水を入れて行うような感じでも十分負荷はかけられます。
筋トレのメリットは短時間でできることです。
まずは自身の生活環境の中でできそうなことを取り組み、一定期間継続してみましょう!
ぜひ糖質と脂質について食事制限を併せて参考になさってください。


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