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「貧乏ゆすり」は「健康ゆすり」

  • 2023年10月03日

ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマは「貧乏ゆすり」。
よろしかったら、貧乏ゆすりしながらお読みになってください!
日本ではネガティブなイメージが先行しています。先人はなぜ貧乏と付けてしまった?
精神状態がそうだったのか…調べてみると、
日本人特有?でもなさそうです。

アメリカでは、「fidgeting」と訳され「そわそわする、 せかせかする、 もじもじする」意味、イギリスでは「twitching=ピクピクさせる」という意味です。中国では抖腿と呼び、脚を振動させるという意味だそうです。
日本における“貧乏ゆすり”は、落ち着きがなくそわそわする様子、イライラを連想させるニュアンスですが、海外では、ネガティブな意味合いは低く、むしろ集中力を高めたり、ストレスを解消したりするために役立つというポジティブに捉えられがちだそうです。長い歴史から日本では、周囲を巻き込んで不快を与える癖、このような認識の方が少なくありません。注意や促されているシーンをたびたび目撃した経験があります。

「カール・ルイス」をご存知ですか?アメリカ陸上界のレジェンド、彼の名を知っているなら、陸上関係者か昭和生まれの方ですね。
彼が椅子で出番を待ち集中力を高めているとき、「金メダル最有力候補のルイス、“貧乏ゆすり”をしています」と実況されたとか、されなかったとか。


カール・ルイスは、アメリカ合衆国の元陸上競技選手です。1961年7月1日生まれ、アラバマ州バーミングハム出身。身長188cm、体重88kg。

1979年から1996年のオリンピック終了までに、10個のオリンピックメダル(うち9つが金メダル)と10の世界選手権メダル(うち8つが金メダル)を獲得し、陸上競技史上最も成功した選手の一人として知られています。

主な成績は以下の通りです。

●オリンピック
金メダル:100m(1984、1988、1992)、200m(1984、1988)、走幅跳び(1984、1988)、4x100mリレー(1984、1988、1992)

●世界選手権
金メダル:100m(1983、1987、1991)、200m(1983、1987、1991)、走幅跳び(1983、1987、1991)、4x100mリレー(1983、1987、1991)
また、1991年8月には、東京世界選手権の100mで9秒86の世界記録を樹立しました。

ルイスは、その華麗な走りとカリスマ性で、世界中の人々を魅了しました。また、彼の成功は、アフリカ系アメリカ人への差別を克服する象徴として、大きな意味を持っていました。

引用:ウィキペディア

この偉大なアスリートは現役時代、絶えず“fidgeting”をしていたそうです。
時に、予選〜決勝のレース直前のインタビューでも、小刻みに体を振動させていました。
細かい振動で毛細血管の隅々へ血液を送り、中度の振動で緊張した筋肉や周辺組織をほぐし、大きめに動かすことで筋肉温と全体の熱量を上げていたといいます。
一連のリズミカルな動作の反復は、自律神経を整えリラックス物質を巡らせます、高まった適度な緊張感とハイパフォーマンスを出力する準備が整った筋肉とで、数々の記録を生みだしました。

貧乏ゆすり「fidgeting」のメリットは、主に以下の3つです。

血行促進
ふくらはぎの筋肉を動かすことで血液を押し上げ、血行を促進します。血行が促進されると、全身の筋肉や臓器に十分な酸素と栄養が行き渡り、疲労回復やパフォーマンスの向上につながります。

むくみ解消
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、足先から心臓に血液を戻すポンプの役割を果たしています。貧乏ゆすりをすることで、ふくらはぎの筋肉が動いて血液が押し上げられ、むくみの解消に効果的です。

ストレス解消
一定のリズムで足を動かすため、自律神経を整える効果があります。自律神経が整うと、ストレスが軽減され、リラックス効果が期待できます。


筋肉の温度が高まり血流が良くなることは、代謝があがるとともに、脳への良い効果も期待できます。
日本では“貧乏”というワードが含まれ、それがネガティブさを増幅させているともとれます。

貧乏ゆすりの印象心理は、以下のイメージだそうです。
①緊張している
②ストレスが溜まっている
③焦っている・イライラしている
④つまらないと感じている
⑤自分の気持ちをアピールしている
⑥運動不足を解消している


⑥は少数印象だそうですが、わたしはこのために意識的に始めました。
有酸素運動の予備動作として、座り時間が長く感じたとき、長距離移動の時など、

周りの目を少し気にしつつ実施しています。
時間は決めず、無意識になると止めていたり。
それでも、じんわりポカポカして血流のサワサワ感が得られます(個人の感想です)。
靴下の跡が気になり出し始めましたが、心なしか緩和されている気がしています。
調べる性分から結果、多くの方におすすめしたいと思いコラムにさせていただきました。

このように、日本ではネガティブイメージ先行の貧乏ゆすりですが、
メリットの方が勝っていると思うのです。
そろそろ貧乏ゆすりという言い方やめませんか?
「fidgeting」始めましょう。



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