鼻づまりにペットボトルが効果的
- 2026年05月15日
はじめに
こんにちは。いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。
ひばり天王町薬局の管理薬剤師Tです。
気候も温かくなり過ごしやすくなりました。花粉症でお悩みの方はそろそろシーズンも終わり、症状も一段落つくころかと思います。ところが、慢性化してしまうと時期を問わず通年に渡って症状が持続してしまうこともあります。それが私の妻です。
症状としては鼻水というよりは鼻づまり、いわゆる「鼻閉」症状です。
薬(ディレグラという鼻の粘膜の血流を減少させ、強い鼻閉改善効果がある)を使えば一時的には楽になるものの、数時間するとまた詰まってしまう。夜になると特に症状が強くなり、眠りが浅くなることもありました。そんなある日、妻が「これ、意外と効くかも」と言って見せてくれたのが、ペットボトルを鼻づまりとは反対側の脇に挟むという方法でした。半信半疑で見ていましたが、数分後には「さっきより通る」と驚いた表情。実はこの現象、医学的にも説明がつく部分があります。
鼻づまりは「鼻水の量」よりも「血管の腫れ」が原因
ペットボトルを挟むと鼻が通るメカニズムについて
では、なぜ脇にペットボトルを挟むだけで鼻づまりが軽くなるのでしょうか?
ポイントは 自律神経と反射 にあります。脇の下には多くの神経が通っており、ここを圧迫すると体が「反対側の血流を調整しよう」と反応することがあります。鼻の血管も自律神経の支配を受けているため、脇を圧迫する刺激により「交感神経」が優位になり、反対側の鼻粘膜の血管を収縮させ、腫れが引くことがあるのです。妻の場合も、右の鼻が詰まっているときに左脇へペットボトルを挟むと、数分で鼻の通りが改善しました。もちろん個人差はありますが、昔から「脇を押すと反対側の鼻が通る」という民間療法が存在し、医学的にも一定の説明が可能な現象です。
*自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、交感神経は活動時に優位になり、副交感神経はリラックス時に優位になります。
薬だけに頼らない鼻づまり対策
まとめ
鼻づまりは「鼻水」よりも「血管の腫れ」が原因で起こることが多く、自律神経の働きによって左右が交互に詰まりやすくなる特徴があります。脇にペットボトルを挟むという一見不思議な方法も、身体の反射を利用した理にかなった対処法のひとつです。
薬剤師として、薬だけでなく「日常生活の中でできる工夫」もお伝えすることで、少しでも皆さまの不快な症状が和らげば嬉しく思います。
これから季節は夏へと向かいます。年々温暖化も進み、40℃以上の日を「酷暑日」と称するようになるといった経緯もあるくらいです。
本格的に暑くなる前に「暑熱順化」をして体を慣れさせていきましょう!!
*過去のコラム「熱中症対策は今からやりましょう」を参照
ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることがあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。
