ナフサとは? - ひばりグループ

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ナフサとは?

  • 2026年06月06日

今まで当たり前のように使用していたものが手に入りにくくなっていることありませんか。
最近薬局でも軟膏の容器や液剤の容器、1回分のお薬を一袋のまとめるためのフィルムなどプラスチック系の備品が手に入りにくくなっています。
お薬の原料自体も手に入らず製造できないものもあります。
これらに共通している原因がナフサという物質の不足だと言われています。

ナフサが不足している主な原因は中東情勢の悪化による原油の海上輸送の停滞によるものだそうです。

原油を蒸留するとLPガス、ガソリン・ナフサ、灯油・ジェト燃料、軽油、残油・アスファルト、の5種類に分けられるそうです
炭素数が少ないほど沸点が低く揮発しやすく、炭素数が多いほど沸点が高く粘度が上がる傾向を利用して、炭素数の違い(≒沸点の違い)によって分けられています。

常圧蒸留

ナフサ熱分解

ナフサはガソリンに似た透明な液体でガソリンを多く精製しようとするとナフサの精製量が減ってしまうそうです。
政府がガソリンに補助金を出していることと、元々ガソリンの方が利益が出やすいことにより、ガソリンの精製が優先されてナフサが少量しか作られないこともナフサ不足の原因となっているようです。

ナフサを分解するとエチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレンといった石油化学基礎製品が作られます

ナフサ由来製品

エチレンはポリエチレン(レジ袋・容器・包装資材)、PVC(塩化ビニル管)など
プロピレンはポリプロピレン(食品容器・自動車部品)・アクリル繊維など
ブタジエンは合成ゴム(タイヤ・ゴム製品)など
ベンゼンはナイロン・ポリエステル・合成樹脂・洗剤など
の原料となります。
医療用品では注射器、点滴バッグ、採血管、薬品ボトル・容器、絆創膏、使い捨て手袋、消毒用エタノールなど多岐に及びます。

以前にもあった石油危機(オイルショック)
オイルショックとは中東紛争などをきっかけに石油の価格が急騰し、世界中の物価が上がって経済が大混乱した出来事です。1970年代に2度発生し、日本では石油が手に入りにくくなる不安から「物がなくなる」というデマが広がり、スーパーからトイレットペーパーや洗剤が消えるパニックが発生しました。

1日も早く紛争が解決し、平和な世の中になると良いですね。

 



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