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コロナにかかってしまったので

  • 2024年03月07日

経営企画室のKです、ひばりグループのホームページをご覧いただきありがとうございます。
2022年11月に「濃厚接触者になってわかったこと」につづき、約1年と5ヶ月後、自身がコロナにかかりました。
症状や経過は、もちろん個人差がありますので、一つの症例として経過と療養終了までを寄稿させていただきます。

2月27日(火) 残り6日

夕方、妻から入電「コロナにかかった」。具合悪く受診し検査したとのことでした。

私は午後から悪寒?気温の乱高下?と疑わしき体調は自覚しつつも、妻のコロナに「嗚呼…」となり、自分は頼むからコロナであってくれるな。という気持ちでいっぱいでした。
帰宅途中(19時前)、
妻より再入電。「19時に間に合うなら診てくれるって」に、「間に合わない」と伝え、間に合わないしそうであってほしくない、という気持ちで帰宅すると、検査キットが2つ。かかりつけ医に事情を話すと、発症12時間後用の検査キットを家族分くれた、とのことでした。
私は、まだ“悪寒”だけで平熱です。が倦怠感?息切れが増してきました。
そう言っても、隔離しなければ(自分は違うと信じ)。
ベッド動かしたり、自分の寝具を別の部屋に運んだり。
でも倦怠感は増すばかり。まだ検査キットは使用しませんでした、悪寒を感じ始めたのは午後からでしたから。
事情が事情なだけに、塾から帰宅した息子は「マジかよ、ふざけんなよ、なんで今?」と相当な剣幕です。
そう、息子にとっては高校受験を1週間後に控えた、言わば天王山。とても大事で一番ナーバスな時期だったのです。
なおさら、私までもかかってしまったら、という気持ちが強かったです。しかし…

2月28日 残り5日

朝:検温。36.8℃
悪寒の割に微熱です。恐る恐る検査キットを。
嗚呼・・・がっかり。
天を仰ぐように、息子はどうしら…。
一気にいろいろなことが頭を巡ります。

起きてくるなり異変を息子が訴えます。目ヤニで瞼が貼り付き開かない。
喉がイガイガする。
「まじで!?熱は計ってごらん」
「コロナどうだった?」
「ごめん。」

37.1℃。
息子の分の検査キットを、使い方説明しながら手渡します。
結果:陰性・・・・ 陰性?

自身のこともあるので、息子と病院へ。
ふたりとも検査キットを携行して向かいました。

息子は、例年厄介モノ“花粉症”。私はコロナ太鼓判。
親2人陽性、息子ひとり陰性。どう過ごしたら…

とにかく“受験生に移さない”っことに注意を払う生活のはじまり。
ではありますが、私の熱はどんどん上がっていきます。
37.8℃ 関節痛、倦怠感、芯から悪寒。
いまから、息子の晩ご飯の心配です。結局Uberにしました。

その晩
39.2℃ 関節痛(特に腰)、芯から悪寒。全く眠れません。

2月29日 残り4日

38.6℃
息子に異変ナシ

とにかく安静にふとんの中。

3月1日 残り3日

38.2℃
息子に異変ナシ
お昼過ぎ、医師の言う発症から48時間から72時間について、自覚症状から48時間以上は経過。
確かに言う通りで、そのあたりから熱が引いていく。

夕方:37.4℃
よる:37.1℃

3月2日 残り2日

36.7℃ !
息子に異変ナシ
ただ、濃厚かどうか(多分大丈夫)という中で、息子が保菌者でいつ発症してもおかしくない状況だと心配は止まない。

夕方:36.5℃
よる:36.1℃  The平熱

3月3日 残り1日

36.1℃ 
息子に異変ナシ
私にしても妻にしても咳が出る中で、晩ご飯の支度でエアロゾルしてしまう恐れから、またまたUber。
これまで、Uberか親戚の宅配で孤独のグルメをさせてしまっている。

3月4日 残り0日いよいよ明日

36.1℃ 
息子に異変ナシ
発症後5日経過し外出、外出先はとんかつ屋。志望校は、息子の実力ではB判定以上を取ったことがなく、彼にとってチャレンジング。験を担ぎ古い慣習にもすがりトン勝つを。しかし、食卓を家族で囲めていない。リビングとダイニングとで遠巻きに晩ご飯。

3月5日 受験当日

息子に異変ナシ
無事、遅刻することもなく高校へ送り届けました。この日は学力、明日は面接。
息子に移すこともなく試験に望むことができました。結果はまだ先ですが祈るばかりです。
やっと晩ご飯が、家庭の味になりました。
ではないのです。

味も匂いもしない。。。
第5類以降、味覚嗅覚障害の後遺症は少数派と聞いていましたが、まさか。

3月7日 発症後9日目

私個人の感覚では、味覚30%、嗅覚5%とという感覚です。苦み渋みと辛味は感じます。コーヒーも緑茶も苦みのみで香りがなく味気ない、けど腹は減る。何を食べていいかわかない。
味覚は、ゆっくりではありますが回復している感覚がありますので心配はしていません。
嗅覚の回復は、更にゆっくりですが時として「匂い感じなくてよかった」と思える瞬間がありますw。
しかし、五感の2つもないのは不便で同時に幸福感の損失ということに気づきました。
ごく当たり前の小さな幸せ(なんなら当たり前過ぎて気づけていないこと)が、実は普段の生活にたくさん潜んでいると実感しています。健康は本当に大切であると。

“美味しい”に満足できれば、食べすぎが減るだろう、と感じました。食事は、味がわからないので満腹にする作業化していましたし、“美味しい”には香りが不可欠だと再確認。“臭い(くさい)”は異変だったりサインだったり。

3月18日 発症後20日目

3/18加筆
味覚8割、嗅覚6割、という主観での感覚です。
匂いが美味しさに大きく関わることを知ったので、味覚の完全回復は嗅覚次第かと思っています。



ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることもあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。