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桜は見ても食べてもいいですね

  • 2024年04月05日

桜にまつわる思い出色々お持ちではないでしょうか

香りが風に運ばれて、心も軽やかになり、街全体が桜色に染まり、樹の下では宴が催されたり。
例年のように一気に咲いて一気に散ってというよりは、いろいろな所で咲き始め、それがご近所でも「あっちは咲き始めたけど、こっちはまだ」みたいな印象の桜開花ですね今年は。
そのおかげで、我が家は入学式(雨)と5分咲きほどの桜とピタリ。樹の下に設置された大きな「入学式」のタテカンは新入生で長蛇の列でした。

日本の象徴ともいえる美しい花で満開の桜は、視覚的に大いに私たちを楽しませてくれます、その楽しみ劣らず様々な良い効果があるのをご存知ですか。
上品な香りや、食用としても古くから親しまれ、たくさんの効能があります。

桜餅や桜あん、桜漬けなど、様々な形で私たちの食卓を彩ります。
どのような栄養素が含まれ、どのような健康効果が期待できるのか、花や葉に含まれる成分とその効能について、ご紹介していきます。

花や葉には、以下のような主要な成分が含まれています。

桜の主要成分

●アントシアニン:
抗酸化作用、抗炎症作用、視力保護効果
クマリン:
抗酸化ポリフェノール、抗菌作用、抗ウイルス作用
カテキン:
抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、血圧降下作用
フラボノイド:
抗酸化作用、抗炎症作用、アレルギー抑制効果
カリウム:
血圧調整作用、利尿作用
カルシウム:
骨や歯の形成、筋肉の収縮、神経伝達
鉄:
酸素運搬、エネルギー代謝
ビタミンC:
抗酸化作用、免疫力向上、コラーゲン生成促進

効能

抗酸化作用:
体内の活性酸素を除去し、老化や生活習慣病の予防に役立つ
●抗炎症作用:
炎症を抑え、関節炎やアトピー性皮膚炎などの症状を改善する
●抗菌作用:
細菌やウイルスを抑制し、感染症の予防に役立つ
●抗ウイルス作用:
ウイルス増殖を抑え、風邪やインフルエンザなどの予防に役立つ
●血圧降下作用:
血圧を下げ、高血圧の予防に役立つ
●利尿作用:
余分な水分を排出、むくみ解消に役立つ
●視力保護効果:
目の疲労回復、視力低下予防に役立つ
●アレルギー抑制効果:
アレルギー症状を緩和する
●美肌効果:
肌のハリや弾力性を保ち、シミやシワを防ぐ

食用方法

●桜餅: 桜の葉で包んだ餅菓子
●桜あん: 桜の花を塩漬けにして、餡子に混ぜたもの
●桜漬け: 桜の花を塩漬けにしたもの
●桜茶: 桜の花や葉を乾燥させてお茶にする
●桜ゼリー: 桜の花をゼリーに閉じ込めたもの

桜の花や葉は、独特の風味が特徴です。桜餅や桜あんは、春の訪れを感じられる和菓子として人気があります。桜漬けは、ご飯のお供やお茶漬けなどが美味しいですね。桜茶は、ほのかな桜の香りが楽しめます。

桜の主要成分

●桜の種類:
食用には、ソメイヨシノなどエドヒガン系の桜が適しています。
●時期:
開花直後から数日以内が食用に適しています。
●処理:
必ず塩漬けや乾燥など適切に処理してから食べましょう。
●量:
桜の花や葉には、クマリンという成分が多く含まれています。クマリンは大量に摂取すると、肝臓に悪影響を与える可能性があるため、食べ過ぎには注意が必要です。

★特にクマリン
桜の香りのその正体です。クマリンには抗菌作用、リラックス効果をはじめとして鎮静作用、血圧低下作用、咳止め作用、二日酔い防止作用などが期待できるそうです。 桜のピンクには脳を活性化させ血行をよくし、疲れやストレスを緩和して若返りが期待できると研究が活発なのだそう。

まとめ

桜は、美しい花というだけでなく、栄養価も高く、様々な健康効果が期待できる食材です。最近は20℃を超える日が何度かありましたが、春は野菜も美味しく好物の筍も旬ですし、様々な形で桜を食卓に取り入れて、もう少し(あと数日?)は春を感じれそうです。



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