
管理薬剤師S
中途入社 4年目堅実堅調を弛まぬため、
高くしているアンテナと視座。

DXやAIに
取って変えられないもの。
それは患者様の笑顔と職場でのチームワークだと思います。
第一に患者様の笑顔です。患者様は何かしらの病気を患い来局されるので、表情が明るい方多くありません。薬をもらうために仕方なくだと思います。そういった方々と服薬指導を通してコミュニケーションをとることで少しでも笑顔になって帰っていただく、これが私の目指すところです。
医師の診察を受けて不安な気持ちがおさまる患者様もいらっしゃいますが、薬物治療に抵抗や不安を感じる方もいます。そのような患者様の様子を伺いながら服薬指導とコミュニケーションを図ります。気持ちが晴れたのか、笑顔で帰られるとホッとします。話をしていただける方が多い中で、時にはコミュニケーションをあまり取りたがらない患者様や急いでおられる方もいます。これは私たちに対するニーズだと思っていて、最初の一言二言の会話から、それを瞬時に察し臨機応変に対応しつつ必要な指導はしなければならないので、そのあたりは未だに課題と感じています。
第二に職場でのチームワークです。今ある9つの薬局すべて、および会社組織としてのチームワークはもちろんですが、これからは体外的なチームワークにも力を入れていきたいです。隣接するクリニックはもちろん、メーカーさん、ケアマネージャーさん、介護士さん、看護師さん、同じ患者さんを診る目線を点ではなく線から面にし、施設ないし地域といったレベルで関わっていきたいです。ひばり薬局のチームワークを持ってチーム医療をしていくイメージです。

ミッションとやりがい
私たちは薬局所在地の地域薬剤師会の会員になっていて、ありがたいことにお声がけいただき、静岡市の薬剤師会の理事をやらせてもらっています。理事になり様々な活動を通じて、薬局同士の繋がりができました。地域薬剤師会には、日本薬剤師会から静岡県薬剤師会を通じて、健康の保持増進について、薬機法・薬剤師法に関すること、学術研修や災害時対応に関すること、調剤報酬制度の改定内容や取り組みなど、医療と薬に関わるあらゆる情報が定期的に降りてきます。市の薬剤師会では、こういった情報を各薬局に勉強会やセミナー等で共有しますが、県が主催する勉強会に市の理事として研修に参加しています。県の勉強会で研鑽を積み情報を正しく理解し、会社へもきちんと伝達することで制度改定や通達などにおいて、即座にしっかりと準備ができるわけです。例えば調剤報酬の改定の場合、準備不足または知らなかったで間違った請求をすると、医療保険の不正請求となってしまいます。法や制度と健康という、言わば守らなければならないものに囲まれた環境です。なので、ひばり薬局の全スタッフが健全堅実な状態の足元で働くことのできる薬局運営の土台づくりが、使命だと思っていて且つやりがいを感じています。

管理職だけど
こちらから溶け込むように
私は薬局長の上席にあたる立場です、フォローと“土台づくり”に店舗へ入ることは多いのですが、各薬局にはそれぞれの空気感・雰囲気があり、それを感じ取り溶け込むように心がけています。もちろん気になる点や改善点、向上余白は目に付きます。しかし、直接指摘したり声がけすることは控えています。時には指摘することももちろんありますが、なるべく薬局長の方針や各スタッフの個性を尊重し、気づきを提供し自発的なアクションを促すようにしています。指示があって淡々と遂行したい人・コトもあるかもしれませんが、それでは自分を持たないということになってしまうと思います。自ら考え動き推進していき、能動的にアップデートする組織を目指しています。

ビジョン
駆け出しの頃、定例で門前の医師と毎日ミーティングしていた時期がありました。当時は業務の一環程度の認識でしたが、今思えば薬剤師としての自己形成に多くの好影響をもたらしました。最近思うチーム医療は、そこに起因しているかもしれません。
まずは医師と薬剤師の目指す先の共有とか、患者様との接し方についてのポリシーを聞いてみるとか、できるところから始めていきたいです。患者様と私たちを繋ぐものは、まず“お薬”ですから、そこにコミュニケーションが生まれます。門前薬局では、定期的な方もいれば、単発の方もいます。介護施設に行けば、ほぼ決まった方々です。施設では、介護士さんや看護婦さんから様子を伺い医師に伝えることがあります。そういったコミュニケーションからの学びは非常に多いので、今後拡げていきたいと思っています。
現在、採用の担当にも就いています。今の従業員数では、こういった新たな取り組みに多くの時間を割けない状況なので、視座を高く持ち共感いただける方とプロジェクトを推進したいと思っています。



