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『SLAM DUNK（スラムダンク）』　1990年から集英社の週刊少年ジャンプに連載しアニメ化され、当時はまだ生まれていないZ世代でもその名を知る伝説の作品です。
わたしの長男はバスケ部。多くの台詞と描写に刺激を受け練習に打ち込んでいます。（とてもありがたいことです。）

映画化発表からワクワクが止まりません。
・「バスケットがしたいです」
・左手は添えるだけ
・諦めたらそこで試合終了ですよ･･･？
・リョータのアリウープサイン
・最後の花道と流川のタッチ
挙げ出したら止まりません、漫画を読み返してみました。

「ゴリ‼ まだいけるよな！！」のくだりに改めてジワってしまいました。もちろん、戦況をを変え流れを取り戻した超重要な台詞に間違いありません。
花道の言葉でゴリは回想し自身を重ねチームを鼓舞します。花道もまた自分に問いています。強いリーダーシップ、仲間を信じ目標に向かってチームを引っ張る、理想のキャプテンですね。

クライマックスの山王戦の前、豊玉戦が終わった夜、“くすり屋さんとして”非常に気になるシーンがあります。
◀それがこちら
豊玉戦で流川は負傷します。エースキラーでキャプテンの南は、文字通りエースの流川へ故意（？）の肘打ちをします。眼が塞がるほど瞼が腫れ視界を半分失いますがコートに戻ります。果敢な流川に、南は良心の呵責に苦しみ本来のプレーができません。湘北は豊玉戦に勝利し、次の山王工業戦に向けビデオチェックをしていると湘北高校宿舎に南が訪れます。そして流川に薬を渡します。山王戦で流川は視界を取り戻していました。
目の周りは、湿布は貼れませんアイシングが効果的です。キツネと呼ばれる（花道だけ）くらい細い眼でも、塞がるほどの腫れは相当です。

一晩で腫れが改善されるこの塗布薬はいったい？
わたしは漢方薬と推察し、調べてみました。南龍生堂というその名からも伺えます（主観）

漢方薬（と生薬）は、成分分析などない太古から、世に存在し見えるものから“効く”を身体で立証してきた歴史があります。
対して、現代西洋医薬は仮定・仮説・前提の元、研究・実験・検証・立証、そして、治験・経過など膨大なコスト（ヒト、時間、エネルギーなど）を掛けて開発されます。
医師の診察で現代西洋医薬が処方されるのが一般的ですが、葛根湯などは医薬品医療機器等法に基づき漢方薬の成分分析が進んだため処方されています。

塗り薬で漢方系、生薬系を処方した例を聞いたことが有りません。
第一に、南は実家が薬局だと言い、医師の処方でないことは確かです。
※あれ程の腫れは、視力や眼球へのダメージも想定し眼科医の診察を受けるべきです。

ひばり薬局で扱いがあるとすれば
・アンテベート
・マイザー
ステロイドでもベリーストロング（上から２番目）辺りでしょうか？
ただし、こちらのお薬は医師の指示のもと使用する塗り薬なので、決して自己判断で使用しないようにしましょう。

漢方の飲み薬で、打ち身・捻挫・打撲などで効果があるとされているのは
・治打撲一方
・通導散
・桂枝茯苓丸

南が渡した容器は塗り薬のタイプです。
・中黄膏
でしょうか。

漢方薬には、入手困難や輸入規制などの原料生薬があります。さらに〇〇しか調合できないとか、秘伝とか･･･都市伝説的な話も聞いたことがあります。

非現実の漫画も面白いですが、スラムダンクのような現実を超越していない作品だからこそ、流川の瞼の腫れに効く特効薬の存在に期待しました。
※高校生という観点からは完全に現実を超越してますね。花道の成長速度もｗ
あれは、南龍生堂オリジナルの南家伝承特効薬ということにしておきます。

現代科学の猛スピードで、数々の難病の特効薬が早く開発されることを期待しています。

ひばり薬局では、患者様のご意見などを医師へフィードバックすることもあります。
皆さまの症状や経過などお聞かせください。コミニュケーションさせていただくことで親身に健康のお手伝いをさせていただきます。